上高地 Official HP


上高地は長野県松本市にある標高約1,500mの山岳景勝地。なんでも今上天皇が皇太子の時に上高地に訪れたことで人気になったとか。

上高地はマイカー規制があり、マイカーの場合「さわんど駐車場」からバスかタクシーを利用しなくてはいけません!
料金表 大正池 上高地 さわんど−上高地
所要時間
タクシー片道料金
さわんど駐車場〜
3,500円 4,200円 20分
バス片道料金
さわんど駐車場〜
1,250円 1,250円 40分
バス割引往復料金 2,050円
上の表を見るとタクシーは大正池まで3,500円、バスだと1250円なのでバスを利用する人が多い 焼岳の山頂から見えた水蒸気

しかし、ここで考えましょう!
@ 4人で相乗りすれば割引の往復チケットを買うより安い!
A バスは発着時間を待つけどタクシーは待つ必要なし!
B 他のバス停に寄らないので目的地まで早い!


つまり早くて安いのがタクシーなのです。しかもタクシーですので、荷物は乗せてくれますし、見所の説明もしてくれます。

タクシーが200%おすすめ!声を掛け合って4人でタクシーに乗りましょう!
(バスチケットを購入済みでも手数料200円がかかりますが返金可能)

*ただしバスも4人以上なら団体扱いになるのでそれを利用すれば安くはなり、1人1850円。でもさわんど-大正池&上高地-さわんどコースでタクシーに乗ると1人1925円(私たちは割り引いてくれたので1900円でした)。差は100円未満


服装について
14年10月10日の8時頃はおそらく10度以下。体感温度は7〜8℃(温度計を見たわけではありません)
周りを見た感じだと普通に冬装備でした。比較的薄着の人でもフリースだったかな。あと手が冷えるのでグローブがあると楽です。

とはいえ、晴れてお日様が顔を出すと日中は20度近くなるので、中にはTシャツで歩いている人もいました。ちなみに私は暑がりなので最初から最後までシャツ一枚。午後は腕まくりしてました(^^ゞ

松本〜さわんど駐車場の途中にある道の駅「風穴の里」レポ
 

駐車場出口がタクシー乗り場。4人ならタクシーが割安!しかもバスの2倍速い!他の人を誘ってタクシーに相乗りしましょう!私たちは行きも帰りもタクシーでした♪

左は実際の距離をあらわした地図、上はオフィシャルHPの簡易地図。

私たちはタクシーを大正池で降り、自然探究路を歩き河童橋に向かい梓川右岸で明神池を目指し、帰路は梓川左岸を歩きました。

トータル10.6km。滞在時間は7:40〜13:40の6時間です。10.6kmを普通に歩くだけでも2時間半はかかるので、まぁそんなもんかな。

大    正    池
バス、タクシーのどちらを使うにせよ、大正池で降りるか、上高地で降りるかが悩みどころ。結局は滞在時間次第ですけど。もし大正池で降りてタクシー利用なら大正池ホテルではなく穂高連峰が見え始めたあたりで降りた方が大正池を満喫できます。

大正池
焼岳の1915年噴火し、梓川が堰き止められたことでできた比較的新しい池。

上流と焼岳からの土砂によりどんどん小さくなっているそうです。焼岳もこれだけ削れてますから・・・




大正ホテル
手前で降ろしてもらったのでここまで300mほど

ガイドウォーク、ネイチャーウォークを開催していました
(宿泊者以外OK)

公衆トイレ→


湖畔へ
道路を歩いてもつまらないので大正ホテルの横を通り抜けて湖畔へ。
池沿いに歩いて行けば遊歩道が整備されています。

カモ?
人に慣れているせいか、なかなか逃げない


大正ホテル側湖畔

大正池は1915年に池が形成された当初に比べ4分の1程度だそうです。

初めの頃は多く見られた立ち枯れた木も今では少なくなり、おでかけした日の朝は風もなく、焼岳や穂高連峰を反射してとてもキレイでした。

ところで東京電力が土砂を毎年土砂を取り除いているのですが、一説によるとこの作業を止めると7〜8年で大正池はなくなってしまうそうです。




大    正    池   〜   田   代   池 
田代池までは1km15分ほど。途中の見所はケショウヤナギ、エゾヤナギ等の10種類程度ヤナギの仲間、シラカンバ(普通シラカバと呼ばれているもの)。そして広い範囲にわたって見ることができる天然のカラマツ林。途中で川辺に出ると焼岳もキレイに見えます。





田     代     池     と     湿   原 
田代池の正面に見える山は六百山や霞沢岳など。これらの山に降った雨は砂礫層を通る伏流水になり田代池で湧きだしています。しかし、枯れた水草がすこしずつ積り、また大雨により大量の土砂が流れ込んだ影響で、1915年に最新5mあった池の大部分は湿原化しています。

田代池へ

到着したと思ったら湿原でした。

T字路の左が順路、右が大正池。ここで大正池を見ないで左に行く人もいましたがもったいない!

ほんの100mほどで田代池です


田代池

湿原化しているというだけあって、池というより水溜り。いや、川が多少広くなっただけという感じでした。


ちょうど正面の山から日が上るところでした。


HDR撮影ができるカメラがなかったのが残念(@_@)


ここも以前は池だったのでしょうね。完全に湿原化していました。

ちなみにここに到着した時は日の出前。左の写真がそうですね。

で、田代池で日の出を見て戻ってきた10分後が右の写真。

湿原の色が全く変わりました!ちょっと得した気分♪




田   代   池   〜   田   代   橋 
田代池までは1km強。17分ほど。途中で梓川の岸辺を中心に歩く「梓川コース」(増水時は通行不可)と常緑針葉樹の林の中を歩き多少アップダウンがある「林間コース」に分かれます。私たちは迷わず梓川コースを選択。焼岳や穂高連峰が見えるかもしれませんし♪ただしどちらのコースも所要時間はほとんど変わらないそうです。

うっそうとした針葉樹の森を歩きます

小川を渡ったり、小さな湿地を過ぎたり、時には河原に出られるところがあって、梓川の流れや穂高連峰・焼岳を眺められるます。

楽しく散策しながら田代橋へ向かいました。






橋周辺にはトイレや東屋が完備


一休みすることができます。




田   代   橋   〜   河   童   橋 
河童橋までは1.5km25分ほど。田代橋から河童橋に向かうコースは川の両岸にそれぞれコースがあり、どちらを通っても距離に差はほとんどありません。ただし、コースによって趣は随分と変わります。

左岸(南側) ・・・ 川沿いの穂高連峰の眺めやカラマツ林の雰囲気がいいルート。
右岸(北側) ・・・ 霞沢岳や六百山の眺め、湿原の風景、ウェストン碑を見られるルート。

ウェストン碑やホテル、カフェもあり霞沢岳の岩稜が良く見える右岸ルートが人気だそうです。私たちは穂高連峰が見たかったので左岸ルートにしました。

右岸コース

←霞沢岳・六百岩
ウェストン碑→

ホテルの足湯があったりと観光地としても優れていそうです。ただ穂高連峰は楽しめません。

オフィシャルHPからお借りしました。


左岸コース

梓川の流れや対岸の景色、穂高連峰と景色を楽しめながら歩けるルート。

途中ウッドチップが敷き詰められた道も気持ちいいし、なにより歩く人が少ないのがいいですね。







河童橋に向かう途中望遠鏡が設置してありました。

よく見ると遠くに雪渓が見えました。




河    童    橋 
上高地のシンボル的存在の河童橋。橋上から望む穂高連峰、焼岳、梓川は格別であるのに、バスターミナルからわずか徒歩5分。この立地条件の良さに団体客が押し寄せ、河童橋付近は上高地銀座と呼ばれるほどにぎわっています。

なぜ河童橋?
河童橋の下は深淵で、その深みを「河童の渕」と呼んでいたという説から。あるいは、昔は橋がなかったために川を渡るには着物を頭にのせて水の中を歩いていき、その姿が河童に似ていたため・・・などという説もありますが、真相ははっきりしていません。






河   童   橋   〜   明   神   池  ( 梓 川 右 岸 歩 道 )   
明神池まで3.5km 1時間ほど。左岸歩道より距離がありアップダウンも多くなりますが、樹林帯や湿原など変化に富んでいる上、団体客なども少なく上高地の雰囲気を味わいたいなら、断然こちらのコースがおすすめ。

岳沢湿原、針葉樹林、林道、木道、階段とアップダウンはありますが、景色もよく楽しめます。ただ足の悪い方や体力に自信がない方は避けたほうがいいかも。

明神池までの距離を見た瞬間に諦めて帰る人も。

でも岳沢湿原は見て損はなし!そこまでなら1km弱で行けるので、ぜひ足を延ばしてください







上の写真が岳沢湿原。上高地と言うとこの景色をイメージする人もいるのでは?

この湿地は左岸歩道では全く見えないのです。

湿地を抜け明神池まではアップダウンのある歩道を景色を楽しみながら向かいました。

湿地を抜ける木道は二枚の板でなので足が不自由な方はかなりキツイです。






明   神   池 
明神池は梓川の古い流路が、明神岳からの崩落砂礫によってせき止められてできた池、一之池と二之池、大小2つからなり、池畔には穂高神社奥宮が鎮座する神域です。池は穂高神社の敷地内になるため、池を見るためには拝観料が必要です。

明神池は伏流水が常に湧き出ているため冬でも全面凍結せず、水は非常に澄み、水面に空や山を映し、その美しい光景はいつまでも見ていたい気持ちになりました。

また神社のすぐ側には明神池唯一の山小屋「嘉門次小屋」があり、名物の岩魚の塩焼き等を食べることができます。

社務所で拝観料を支払って明神池へ

拝観料:大人300円,小学生100円
期 間 :4/27〜11/15
時 間 :6:00〜日没まで

悪路と書いたあたりまで行ってもいい景色はありません。


一之池

10月8日に山の安全を祈願する平安朝の神事に使われる龍頭鷁首の御船を見ることが出来ました

ここから見上げる明神岳が魅力的です。


突出し先端
一之池と二之池を分けている突出しの先端。山が近いため、あまり景色はよくありません


二之池
藻が多く光線の加減もあるが、一之池と比べ清涼感がなく、どこかしらオドロオドロしい


通路は続いていたので行けるところまで行ってみましたが、もはや山も池も見えない上に、足場も悪いため、行く必要は全くありません。

唯一の救いはカモがかわいかったことだけですね


穂高神社奥宮と参拝者休憩所


山のひだや
明神池湖畔にある静かな木作りの山荘「」ちなみに1名1室9,500円〜




嘉    門    次    小    屋 
日本近代登山の父、W・ウェストンの山案内人として知られる上條嘉門次が始めた山小屋で、彼のひ孫に当たる4代目が運営しています。明治13(1880)年に建てられた当時の雰囲気を伝える小屋で、囲炉裏で焼いた岩魚、清流で作られた蕎麦を楽しむことができます。また30名まで宿泊が可能です(素泊まり6,000円)



ざるそば(600円)とコーヒー(500円)を頂きました。

疲れた体に軽い食事に暖かいコーヒーはやすらぎます♪




明   神   池   〜   明      神   
標高2931mの明神岳は前穂高岳から張り出した尾根の一つを称しますが、ふもとの明神には穂高神社奥宮が祭られ現在も多くの人々に信仰されています。

その明神池まで明神から5分ほど。私たちは明神池から明神へのコースでしたが、多くの方は明神から明神池へのコースとなると思います。右下の写真に参道と碑がありますが、ここから穂高神社奥宮までが参道ということでしょうか。

明神橋
梓川にかかる吊橋。平成15年11月に竣工したもので比較的新しい。明神岳のベストポジション

明神の標柱→
写真スポット




明神館

明神の宿。レストラン、トイレ、自動販売機があります

参考
1泊2食
1名1室  ¥9,000-




明   神   〜   ビ ジ タ ー セ ン タ ー (梓 川 右 岸 歩 道)    

多くの人は河童橋から明神池に向かう時に使うルート。約3km、50分くらいあります。

基本的には針葉樹の原生林を歩く感じ。途中、ヤナギの明るい林や、カラマツ林もあり、河原に出ると穂高連峰を眺められる場所もあります。左岸歩道より単調で距離も短く、時間がない人にはいいのですが、上高地の雰囲気を楽しみたいなら、行きは右岸、帰りは左岸のコース取りをおすすめします。

途中穂高連峰を見ることができる場所もありますが、ほんのわずか。

ただ右岸ルートより歩きやすいことは確かですね。



キャンプ場

ビジターセンターに近づくとキャンプ場が現れ、いくつもトイレがあり利用することが可能でした。




上 高 地 ビ ジ タ  ー セ ン タ ー 
河童橋から数分の場所に位置する施設。上高地の自然に関する展示、野外での自然教室、映像の上映を行っています。入館無料です。

開館期間:4月下旬〜11月15日(上高地開山期間無休,冬期閉館)
開館時間:8:00〜 17:00(7月26日〜8月24日 8:00〜18:00 2014年) 

←2代前の河童橋
現在の河童橋は6代目か7代目なのですが、2代前の河童橋の一部を展示していました。

上高地の年表→

←上高地の地形模型
高さは強調しているそうです。


ぬいぐるみの販売→
上高地の動植物の展示・・・と思ったらぬいぐるみを販売していました


パネル展示・上高地の映像

上高地の自然に関する展示と上高地の映像を上映していました。

それにしても見事に誰もいないですね。河童橋周辺は混雑していたのですが。。。




 河     童     橋     へ    

清水橋

ビジターセンターから河童橋まではすぐ。

途中「清水橋」という小さな橋があります。

橋も小さいですが、この清水川も200mしかない短い川なんです。

流れる清流の中の水草がとってもキレイでした。




 河     童     橋     周    辺    
上高地の銀座みたいな場所で、多くの観光客はここまでバス・タクシーで来て、周辺を散策して帰っていくようです(その中の何割かが明神池まで歩き、わずかな人が登山者)。ということで、ここ周辺はホテルやショップ、食事処が集中し、故に充実しています。

←ケショウヤナギ
日本では上高地を中心とする梓川流域と北海道の十勝川流域の一部にしか生育しない希少価値の高い植物。河童橋のたもとに生えています

情報カメラ→
監視カメラではなく情報カメラ。上高地のオフィシャルHPを見ると河童橋周辺の映像をリアルタイムで見れます。それがこのカメラ(のようです)
一番右はそのカメラで撮影した映像。


←五千尺ロッジ
極上の上高地ミルクソフトクリ―ム


大正池から河童橋に到着したと時に五千尺ロッジで食べました。360円。

濃厚タイプだけど甘さはおさえめでしつこくないですね


←五千尺ホテル 上高地ソフトクリーム
350円帰る時に食べたのですが、おいしいけど、先と同じような・・・・

後で気がついたのですが、五千尺ロッジとホテル。同じ経営のよう?です。ということは、同じソフトクリーム?

ホテル白樺荘の売り切れていたジェラートが一層心残りになりました。


←上高地のおみやげ屋さん

五千尺ホテルよりレストランはリーズナブルのようです。




 バ   ス   タ   ー   ミ   ナ   ル    

河童橋からバスターミナルまで約500m
10分もかかりません。

でもバスは高くて遅い。しかも発車時間が決められているので待ち時間発生。絶対タクシーがおすすめ

1人だと高いのでバス停で待っている人に声をかけて4人でタクシーに乗りましょう!


休憩所
上高地の山小屋のライブカメラを見ることができたり、登山グッズの販売もありました。河童橋周辺の観光客というより登山者が利用することが多いのかも。




 さ  わ  ん  ど  駐  車  場  へ    

バス停で待っている人を横目で見ながらさわんど駐車場へ!運転手が2011年の大雨で崩れた沢や釜トンネルの説明などいろいろ教えてくれて楽しい♪


坂巻温泉
標高1220mの渓谷にある一軒宿。マイカー規制ギリギリ対象外の位置にあるんですよ
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