妙立寺(忍者寺)

金沢21世紀美術館がマスコミで話題になり、「金沢に行ってみたい!」と考えた人は増えたのではないでしょうか?でも、金沢って、子どもの遊び場って少ないですよね。そこで、この忍者寺がおすすめなんです。「忍者寺?忍者のお寺なの?」と思っちゃいますよね。でも、本当は忍者とは全く関係ありません。なんでも、前田家が徳川幕府に攻撃されると予想し、いざという時の対策として建てられた建物だそうです。更にお城以外に3階建て以上の建物は認められないため、外観は2階建て、でも中身は7層4階という構造になっています。その7層4階建ての建物の中に23の部屋と29の階段!更にどんでん返し、逃げ穴などが29か所も仕掛けられているので、まるでカラクリ屋敷みたいになったそうです(間違ってたらごめんなさいm(__)m)。だから、ここは歴としたお寺なんです。とはいえ、忍者屋敷みたいなことは確か。子どもは迷路みたいな構造に目を丸くしちゃうかも。

ただ〜し!実はこの施設。幼児・未就学児はお断りです。更に基本的に小学生も断っているようです。なぜなら、40分くらいのガイドですが、そのうち10分は難しい歴史を聞かなくてはいけません。だから飽きて落ち着くことができないと他の方の迷惑になってしまうのです。それに、古い建物ですから壊れやすく触ってはいけない場所もあります。また、複雑な建物なので、勝手に行動すると迷子になって大変なことになってしまうのです。「私の子どもはおとなしくできるから大丈夫」という方だけ予約してください。


お寺からお子様連れの方へのお願いです。
・危険箇所が多数ありますので、お子様の手を必ずひいてください
・泣いたり、騒いだりしないよう、ご注意ください
・堂内は走らず静かにお歩きください
・トイレは途中では行けませんので事前にすませて下さい
・その他、他の拝観者の迷惑になるような行為のないよう充分ご注意ください。

予約と書きましたが、空いている時は予約なしでも大丈夫です。でも、土日はたとえ当日でも予約した方がいいですよ。電話番号を控えていきましょうね。


また、お寺ですので、お寺から以下のお願いいがあります。
・服装・身なりを整えてお入りください。目に余る軽装やサングラス、帽子はお控えください。
・堂内では静粛にご巡観ください。酒気をおびた人、またこれに類する行動の人はお断りします。
・仏具や器物などにお手をふれぬよう、お願いします。
・堂内では禁煙、また撮影もご遠慮いただきます。
・幼児・未就学児の拝観はご遠慮ください。


ツアーというのはガイドさんが付き説明してくれるということです。勝手に中を歩くことはできません。また、ビデオ撮影、写真撮影は固く禁じられています。

それにしても、ものすごい立体構造でガイドが終わっても、「どうして今入口に戻っているのか?」と不思議に思うほどです。ぜひ中がどういうふうになっているのか3Dで紹介してほしいですね。


たくさんの階段だけでもビックリ。全体図を見てみたいです
いろんなドアを開けてみたかったです
ガイドさんの説明が上手でした
住所 〒926-0216
金沢市野町1-2-12
拝観時間 9:00〜16:30(冬期間:16時まで)
TEL 0762-41-0888
お休み 年末年始(12/28〜1/3)
法要・年中行事日
入館料 大人800円、小人600円


お寺前に駐車場はありません。広い通りにある極楽寺の駐車場を使いましょう
わかりにくいけど「P極楽寺」とある看板を目指してね
駐車場では鍵を預けます。駐車料金は500円です
民芸品のお店が極楽寺から妙立寺の間に2軒あります
お寺前。ここに置ける車はタクシーのみ。勝手に置くと呼び出されるぞ
本堂よりも手前に賽銭箱が置いてある場所はなんだろう?説明みるの忘れちゃったf(^^;)
本堂から拝観しますが、受付は左奥です
帰りに買いたいところですが、みんな同時に買うことになるので、ガイド前がおすすめ

写真は妙立寺で購入した絵葉書をスキャンしたものです。見所は他にもたくさんありますよ
本堂及び賽銭箱 隠し拝殿
本堂正面入り口に埋め立て式の賽銭箱があり、簡単な細工により落とし穴としても利用できた

普段は埋め立て式賽銭箱を見ることはできません。落ちるとかなり深いんだそうです
本堂入り口右上にある中二階拝殿。殿様の非公式の参詣の折、使われた

右の写真は殿様が参詣した部屋です。左の写真の右上の障子が開いているところです。宗教上、殿様がいるとはいえ、信者を断ることもできず、かといって同じ部屋で参詣することができない苦肉の策というわけです
本堂裏隠し階段 本堂横の階段
廊下の床下をはずすと階段が現れる。この床下を入れ、敷居をおいて物置の戸を閉めると錠となる

仏様の後ろの位置になります。殿様がいざという時はここから逃げられるように作られたそうです。中がどうなっているのか一度見てみたいですね
複雑に階段が入り組んでいる。床板をはずすと地下への通路となり、落とし穴としても利用できる

落とし穴の通路は下男の部屋に通じています。そして、落ちてきた来襲者をしとめるという寸法です
井戸 二枚戸
寺の中心に位置し、戸室石をくりぬいて据えてある。約25mの深さがあり、金沢城への抜け道という言い伝えもある

まるでコンクリートみたいに見える石ですが、大きな石をくりぬいた作った井戸なんですって。抜け道があるという言い伝えは怪しいらしいのですが、どこまで抜け道が続いているか調べてほしいですね
二枚の戸が全く違う出口に通じ、戸の開閉でそれぞれの出口を隠すことになる

これ自分の家でもできるアイデアですね。一つの入口が二ヵ所に通じているなんて楽しいじゃないですか
武者溜まりと太鼓橋 謁見の間と茶室
武士の控えの間であり、五つの出口が設けられている。中でも床の間にある開き戸、押入れ風に隠した階段、井戸にかかる太鼓橋が面白い

太鼓橋は一本の木をそのまま利用した贅沢な物。でも、古く危ないので、今は渡ることはできません。押入れの階段から見張り台に行けますが(確か)、その階段も危ないので、今は上ることはできません
十三代藩主・斉泰公の直筆の掛け軸が掛かっている。茶室の奥には水屋、また畳敷きの手洗いも昔のまま残っている

茶室で使うものと言えば水ですよね。だから、部屋の横に滑車があって、井戸から水をくめるようになっているんですよ。また、ここでは刀が使えないように、天井も低いんですよ
望楼 外階段
本堂の屋根の上にあるギヤマン(現在はガラス)張りの望楼。見張り台として使用された
見張り台は今はいけませんが、途中の部屋から眺めることができます
受付の横にある階段にもカラクリがあります。階段の後ろは下男の部屋なんです。で、階段の白い部分は、下男の部屋から透きとおって見えるんです。だから、敵がきたら槍で一突き!ってわけ
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